金属なんでも小事典でカプロンの紹介と銅の殺菌効果を説明しています。

金属なんでも小事典

元素誕生からアモルファス金属の特性まで

監修:増本 健

編著書:(株)ウォーク

発行所:講談社 


第2章 それぞれの金属にせまる


「銅の殺菌効果」より P92~P93


銅をはじめ、銀や水銀などの金属には微量作用と呼ばれる効果があり、これはわずかな量で殺菌作用を現すものである(しかしこれはまだ科学的に充分解明されていない)。

この微量作用を利用してさまざまな製品がすでに夷用化されている。

その1つに、水虫の予防と治療に効果的な抗菌くつ下がある。

水虫の予防だけでなく、雑菌の発生を原因とする臭いの除去もできるため、清潔好きの現代人に受け、大ヒット商品となっている。

くつ下のほかにこ くつの中敷、ふきんや包帯、シーツ、タオル、下着、タワシなどとしても製品化されている。また、食中毒の原因ともなる大腸菌の殺菌にも用いられる。

これらの衛生グッズは銅の微量効果が利用されているのである。

これらの製品は鋼を原料とする【カプロン糸】を使っている。

このカプロン糸は、無酸素銅の鋼線を何度も伸ばす作業を繰り返し、直径30〟mまで細くしたものを原料にした金属繊維複合糸で、一般の繊維と同じように加工できる.


監修者 

ますもと・つよし

1932年、仙台市生まれ。東北大学工学部金属工学科卒業、同大学大学院工学研究科金属工学専攻博士課程修て工学博士。
東北大学金属材料研究所教授、同所長を経て、現在、脚電気磁気材料研究所所長。専門は金属材料工学、非平衡物質工堂句特に、
アモルファス金属に関する世界的な第一人者であn「その物性と応用などの広範な研究で知られている。文部省学術書議会委員、第28期27期日本学術会議会員などとしても活躍。日本学士院寅、紫綬褒章、本多記念賞、日本応用磁気学会寅などを受寅してきた。

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